千両箱は小判あるいは一分金の包塊(25両)が40個分収納可能。
1854年頃からは二分金用の千両箱や大判が収納可能タイプも使用されるようになった。
角を帯包といわれる鉄板で補強。錠も当時のまま全て揃い、300年余伝わり使用可。
天板には「千両箱」の文字、側面には小判・一分銀・穴銭などが蒔絵装飾される初見の珍品貴重資料。
底裏には「大福集来 寶永四丁玄歳 三月吉日」の墨書き。寶永は1704~1711年の期間で前年は元禄。返し上板裏には藩札が貼られている。
北前船で盛えた佐渡ヶ島・小木豪商特別誂え伝来品。
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