時代: 五代〜宋時代 、サイズ: 横 15cm×奥行 11.8cm×高さ 10cm |
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越州窯。
鸚鵡をかたどった奇抜な形の杯。嘴は鋭く足や爪は力強く表現され、精巧な造りを見せている。外側にも羽根が丁寧に彫られている。底後方に焼成時の空気穴が穿たれている。
鸚鵡・インコは南方の鳥であるが、唐時代は吉鳥として飼育愛玩されており、鸚鵡杯と称される器が有ったと文献にもあり、あるいはこのような作を指したものであろうか。詩文や鏡・銀器の文様としても多く鸚鵡は使われている。
顔つきには唐と宋、又動と静の写実をないまぜた表現がある。また現在同型白磁の品が知られるが、この形状は極めて珍品であって青磁では初見。
参照 : DK-297 |
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