CS-091 三彩鳳首瓶
時代: 唐時代(7〜8世紀) 、サイズ: 高さ 33cm×径 16.5cm×奥行 12.5cm
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口縁はやや外に開き、鳳首が付く。両目を見開き前方を注視し、長い嘴は鉤状に曲がり珠を銜えている。羽毛が巻き、肩部はやや細く、胴部は扁円形で高い揆状の高さをもつ。肩から鳳頭にかけて下端がパルメット風に広がった環柄で繋がる。胴部片面の窓内には霊芝の上に立って飛ぼうとしている鳳鳥を描き、周囲には宝相華を散らして主文様を際立たせている。もう片面の文様は馬上で弓を射る人物文。口縁部から鳳首部には黄・緑釉が流され、把手は緑釉が掛かる。窓内は地が黄釉で緑釉を流している。
黄・緑釉二彩だけの色彩が効果的に施され美しく、強烈な色調としている。左右を型作りして貼り合わせたもので、西アジアの銀器等の影響を受けた。器形で胡瓶とも称する。優美で造形は独特。艶やかな透明度の高い二色釉が渾然となって美しい。

参照 : CS-075








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