時代: 遼時代 、 サイズ: 高さ 32cm×横 12cm |
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上が平たく下が丸い、上部に鶏冠状の耳と管状の口があり、縫い針の跡三本の稜線が皮袋を摸倣して作られたものとわかる。正面中央部には十二支文が装飾される。鶏冠壺初見意匠。
遼代陶磁が学会に始めて紹介されたのは昭和10年のこと。それまでは文字通り九百余年の歳月を地下に埋もれて知る人は無かった。遊牧民族の息吹を濃厚に写し出す作例。鶏冠壺は元の名を「馬盂」といい、契丹人が水・酒・ミルクを入れておくための道具。遼三彩は唐三彩と同様、全て副葬品。 |
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