片足を上げ、嘶く姿態の背に抑えようとする長衣を着た人物が乗る。酸化鉄を呈色剤にすると褐色に発色し、褐釉が古く、緑釉は新しいと考えられている。青銅器写しの陶器が多く、本作品のような当時の生活風俗を写した品は稀少。 後漢時代の鉛釉陶器は、緑釉・褐釉の人物・家屋などで墓葬を華やかに演出している。上げた足が中央部で折損。