龍山文化。 山東龍山文化期の典型的な土器。器胎は卵の殻のように薄く、漆黒を呈する黒陶のこうした器は大モン文化期に始まり、山東龍山文化期に発達した。白陶でも同様な器が作られ、いずれも生成された素地で、日常の生活器というより祭祀のために用いられたものと考えられている。新石器時代後期の洗練された造形感覚を示す土器。研磨された黒い光沢が美しい。 参照 : CK-026 、 CK-011