宋日文化。
今から6000年ほど前、中国の新石器時代はその繁栄期を迎えた。黄河流域中原地区の仰韶文化、やや遅れて馬家窯文化、山東地区の大モン口文化、北方地区の紅山文化等それら全ての遺跡からは大量の土器が出土している。盆の内側に15人の人物が手を繋ぎ舞踏している姿を描いた宗教的図柄。彩陶は成形後に鉄やマンガンで彩画してから焼成されている。
現在では、かってアンダーソン博土をはじめヨーロッパ研究者が唱えた中国の彩陶起源「彩陶=西アジア紀元説」が否定され、「彩陶=中国自生説」が証明されている。
宋日文化は青海省同徳県宋日であり、本作品にもどこか西アジアの新石器時代彩陶につながる雰囲気がある。
参照 : CK-035
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