時代:西周時代 (BC1057~BC770) 、サイズ: 高さ 5cm×横幅 10cm×奥行 4cm
体表に深く鋭利な瑞雲が刻され、鼻上に燭受盤が付けられる愛らしい初見造型。 青玉が長年使用により全体茶褐色・局部黒色となり、古玉鑑賞の魅力を一層堪能させる。 漢時代となると多様な造形の銅製燈(参照:DK-003、DK-185、DK-548、DK-547)・陶製燈が見られるようになるが、玉製は稀少。遡る西周時代玉製灯火器は極めて珍しい貴重資料。富者の持物。 中国古美術の奥深さを知らしめる一品。長江流域には漢代になってもなお象が生息しており、現代中国とはかなり異なる生態系が広がつていた。