戦国~漢時代、各諸侯国の宴会・祭祀・儀礼等の活動において楽舞は重要であり、雑技が流行した。(中国では民間に行われる曲芸・奇術など様々な芸能を雑技という。)
後漢代の崖墓からは生活の喜びを素直に表した生動感に溢れる加彩陶が数多く出土し、画像石には様々な態様の雑技が彫刻されている。太鼓腹を露にし、笑いながら歌声を上げる人物の像。数体異姿組の一つであろう。
体のバランスが良くとれ、表情は実に生き生きとしている事は驚くべきである。漢代の芸能を知る重要な作品と言える。
良質和田河藻青玉製。香港著名玉商旧蔵品。
参照:GK-1350、GK-865、GK-1332 |