玉犀(GK-1337)と同墓出土。
体表には瑞雲紋・斜線紋刻で装飾。玉犀同様、西周時代にしては柔らか優し気。まったりした造型は玉犀と同人作品か。
戦国時代過渡期の作品。机上に並べ鑑賞する動物彫像。
羊はユーラシア大陸では有史以前から人類生活とつながりが深い。特に遊牧民族と抗争した中国では羊の存在は極めて大きい。「説文解字」には「羊は祥なり」の記述がある。甲骨文字を残した殷王朝は羊骨も使っている。神聖視したからであろう。
中国では「山羊」が「羊」と区別されずに描かれる。生抗( 近時発掘による養生が明確にわかる) 。 |