時代: 新石器時代 / 紅山文化(BC4000~BC3000) 、サイズ: 高さ 5.5cm×横幅 3.5cm×奥行 3cm
一見、水晶・瑪瑙に見えるが玉製。紅山文化ほど多種多様な材で作品が作られた文化は見られない。 紅山文化玉で写実的実物大の蝉は初見(GK-780)。目は突出し強調され、表面は極細微な風化凹凸が見られる。 蝉は紅山文化玉で昆虫としてはカマキリ(GK-829、GK-1157)と共にまま見られる。古代人にとって多産豊穣と羽化転生の意が込められているのであろう。紅山玉出土の近い北京・瀋陽には必然的に紅山文化玉収蔵家が多い。 北京紅山玉蒐集家旧蔵。 参照:GK-1109