GK-1248 玉鳩杖首
時代: 漢時代(BC206~AD8) 、サイズ: 高さ 12.5cm×横幅 14.5cm×奥行 3cm
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杖の握り。
中国「後漢書」礼儀志に「年始七十者授え以玉杖」とある。長寿を賀するため、高齢者に宮中から下賜・贈呈された。
日本でもそれを模倣し影響され行われたことが「藤原俊成卿九十賀記」建仁3年23日条に「置鳩杖、以銀作之件竹形也、其上居鳩也、有位一枝二葉、件葉書和歌」とある。
後に80歳以上の元老に宮中から優待の思し召しで賜った。 鳩はむせない鳥とされ、老人がむせないようにという意から鳩の飾りのある箸を下賜された故事によるともいう。羽毛には線刻。頭部・尾羽の造形は強調され、近代彫刻に通じるフォルムの素晴らしさは極めて魅力的。戦国時代になると鳥は龍と同様、当時の新しい美意識の追及と社会生産の発展及び鉄製工具が普遍的に使用される状況の下、玉器の鳥は一層躍動と自由奔放・新たな風格を表現した。
青玉が泌化により全体褐色。銅製品に比べ稀少。香港老玉商遺愛品。
参照 :
DK-857
、
DK-253
参照本 :
中国文物精華大全 青銅巻
参照本:
中国文物精華大全 青銅巻
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