青玉が味わい深く泌化。
単純化された優しい造形は漢時代の特色。
漢の劉安は「淮南子」の中で当時の帯鈎に言及し、毎回盛大な宴会になると賓客は堂に満ち、人々の帯鈎を見ると用途は同じなのだが形式は同じものがなく、みな巧みな作品で珍しさを競っていると言っている。帯鈎は漢代人の重要な装飾品。
銅製帯鉤は大量であるが玉製は少ない。
「帯鉤を盗めば処刑されるが、国を盗めば諸侯になれる。諸侯になりさえすれば人々から仁義を称賛される」と言われたほど貴重な品であつた。
参照:GK-957、GK-045、GK-147、GK-113
|