馬首を見事に造型している。
西域将来の汗血馬を思わせるが如く、精悍な表情。柄穴が有り、差込み装飾したと思われる。馬は戦争を左右する存在で、名馬を求めた話も多い。
陶胎では副葬品として型物馬・馬首が多く造られており、首と一体物も首と体は別物で柄穴で繋ぐ2種が有る。
鋭利な造型は生気を巧みに表現しており、西周から引き続いた漢代彫玉芸術の見事さを堪能させる。
数多い陶・木胎に比し、極めて玉製品は稀少重要。
青玉が局部褐色化し、魅力的な古玉としている。
チェスのトレードマークのナイトのようである。
参照:CK-061 |