虎でなく犀形両表面には羽人(神山に住み、背に小さな翼が有る)・獅子・が陽刻彫。内平面には「火」が陰陽刻され、合体により完全に密着する。「火は五行思想(五行説)の古代中国に端を発する自然哲学思想。万物は火・水・木・金・土の五種類の元素からなるという説を表す。
極めて良質な和田白玉製。多く見られる動物型銅製と相違し、一段と格上。玉製虎符には多様な造型が有り興味深い。
将軍が兵を徴発する時の証明として天子から与えられた。局部泌化による褐色も古玉鑑賞条件であり、魅力を増している。
長年の懇願により北京著名玉商より入手。
参照:DK-741 、DK-101 |