時代:西周時代(BC1057〜770) 、サイズ: 横幅 14cm×高さ 2.1cm×厚さ 0.4cm
極めて良質の白玉製。 体表には厳しい瑞雲・鰭が刻される。僅かに泌化が見られる。優品である。 魚は一度にたくさん産卵するため子だくさんを招くとして子々孫々繁栄に通じるともされる。また先史時代の中国人は、魚は死者の霊を運ぶものとして崇敬していた。魚への崇敬心は経世まで残り、唐代でも金属や玉製の魚のペンダントを首から下げる官吏たちが多かった。 日本でも正倉院蔵「玻璃魚佩」が知られる。 参照:GK-037、Gk-199、GK-181、GK-768