GK-805 玉方壺
時代: 西周時代後期(BC9〜BC8世紀)  、サイズ: 高さ 19cm、横 10cm×7cm
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青銅器を写した副葬用。本来青銅方壺は酒などを蓄える礼器で、方壺は横断面が円形ではなく、方形に近い形をした壺。身は細長い頸部、丸く張り出した胴部、その下に付く圏足(高台)からなり、これに蓋が載る。頸部の側面には壁をよじ登りながら下を見る獣を表わした装飾、胴面の三区に分かれたそれぞれには饕餮文、蓋部には獣面を装飾する。

戦国時代から漢時代にかけては青銅製を模した土器・陶磁器も多数作られたが、西周時代には玉器で作られている品が稀少であるが見られる。良質白玉製。下方部が湿潤風化による水銀泌で漆黒となり、古玉の変化の味わいと共に美しい白黒との対比が賞でられるのは古玉鑑賞の醍醐味。
GK371GK-369 は同墓出土。

参照 : GK-590GK-676GK371GK-369GK-494







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