GK-689 玉騎象人紙鎮
時代: 明時代  、サイズ: 高さ 3cm×横 5.5cm×厚み 5.3cm
価格: \
象の背に猿がしがみつく様を円形の中に上手く纏めている。筆架の用を伴なう紙鎮であろうが、立てて鑑賞する事もできるし、背に開けられた紐通しで佩としても用いられる。
中国の伝統文化の中では象は吉祥の象徴で、太平の盛世のめでたい印だと見られる。人が象に乗る「騎象」の図は「吉祥」の類似音であることから幸運とされているが、「象上猿候」は官僚として出世していくようにとの願いが込められているのであろう。湿潤な肌をしている。玉騎象人の造形は、唐時代遺品に見られる。

参照 : GK-603







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