GK-493 蝉形玉
時代: 後漢時代(AD25〜220) 、サイズ: 長さ 8.7cm×横 4cm
価格: \
春秋時代の頃から死者を埋葬する際に口に玉を含ませることが行われ、漢代になると蝉形の玉が使われるようになった。蝉の形をとるのは幼虫の蝉が地中から現れ殻を脱いで成虫となるところから、再生・不死の象徴とみなされたから。

光沢のある青玉に印刻の線によって蝉の各部を簡潔に表現する。二つの眼を突起状に曲げて表したり、両方の羽と尾の先端を鋭く尖って表すところに特徴がある。鼻腔の穴は穿たれず、まさに含蝉の用。局部赤褐色泌の態様は極めて美しく、古玉愛好家の好む状況。かってみない大型品の佳品。蝉を模った玉器は身に付けることで長寿が得られるとも信じられ、装飾品としても好まれた。







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