GK-467 玉辟邪
時代: 漢時代 、サイズ: 高さ 5cm×横 6cm×奥行 2.6cm
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意気軒昂・威風堂々、表情も的確に漢代玉彫の粋を表現している。漢代魔除けで縁起のよいものとし、辟邪(有翼神獣)が多く造られた。この姿勢は洛陽などから出土する後漢時代の墓前石刻に類似する。青玉が湿潤変化により全体灰青色化。堅固な玉の加工も石器時代を経過してきた人間にとってはわりと容易なことであったのであろう。ただ一般の石類より硬い為にこれに加工するのは金剛砂という玉より硬い川砂を探すことによって解決した。この砂に水を加えつつ鋸・錐状の物を道具として用い、気長く時間をかけて廻転。引けば穴も開くし裁断もされると思うような形が出来る。それをまた皮革で根気よく磨き上げる。そこで「切磋琢磨」なる言葉が生まれて勤勉の形容詞となった。

参照 : GK-313








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