GK-279 玉犀
時代: 商代晩期(BC14〜11) 、サイズ: 高さ 3cm×横 7cm
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体表には雲紋を、目は臣字眼で線刻、尻尾を巻き付け前方を見据える。漢時代までは相当数の犀が生息、身近に見られた動物であったと遺物より知れる(象・虎も同様)。
足が短くどっしりと安定し、背中央より腹にかけ貫通する穴が穿たれる。犀の強さと壮健な体格の特徴が上手く表現されている。胴腹部には西周時代作品に特有の鳥文様が刻まれている。犀に共生するダニを食す鳥を表現している。生坑。
青玉製で湿潤により局部白泌化。商時代玉で多様な動物が造られたが犀は稀少。現生は4属、インドサイ・ジャワサイ・スマトラサイ・クロサイ・シロサイの5種。

参照 : DK-101GK-186







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