良渚文化。
幾分下方に窄まる方形状の四角に､怪獣の眼と巫女の小さな目､いわゆる「大眼小眼紋」が刻されている。全体のカットが鋭く､本来の青玉が風化により波浪・拡散状で全体が白泌化し、玉肌変化を好む古玉愛好家の最も好む状況である佳品。これ程均一の霜降り状白泌化も珍しい。良渚文化の長江流域では、黄河文明より1000年以上前に文明が華開いていたことがわかった（長江文明は6300年前に誕生）。玉琮の中心の穴は天を象徴し､四角の本体は大地を表わし天地と天の結合のシンボルであるというのは認められている見解（「天円地方」という）。
参照 ： GK-091 、 GK-012 、 GK-152、 GK-058 、GK-145 、 GK-146 |
