良渚文化。
中央に人面を左右には鳥を陽刻する。上部の2穴で玉管と共に繋がれ、一連とされた胸飾板(1986年浙江省余杭県反山墓の出土状況は約長さ3cm余の玉管12ヶと共に出土しており、吊り下げ状態では獣面が上下逆になる)。
表面は緩やかなカーブで孤面に向けて裏面は胸肌に合う事を考えたのであろう。凹面状に丁寧な研磨をしている。故宮には同品で乾隆帝が別板上に詩文を刻んだ品が知られており、当時出土し献上されたのであろう。本来は薄茶色の玉が鳩骨白化、紅化と変化する状況で複雑な色合いとなり美しい。
コウは六器のうち北方を礼するもので、亀(弦武)の甲を象っている。下がっては漢時代にも多く造られ、頂上部に穴があけられ佩としての用が明らかなもの。
参照 : GK-099 |