時代: 前漢時代 、サイズ: 長さ 6.3cm×横幅 2.7cm×厚さ 1cm |
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両面蝉を合体させた珍しい初見の形状。
両面同形状であって、孔も頂上より下方と通じる単穴であり、通常玉蝉の鼻腔の間にあく2穴と相違する。
各部の刻線は極めて鋭い「漢八刀」。「含蝉」「飯含」ともいう。
青玉製で湿潤風化による白濁点斑が散在する。形式から葬玉でなく佩玉としての用も考えられる。
含蝉としては「金玉が九穴にあれば死者は不巧となる」という観念につながり玉に死体を守る霊力をみとめ穴を塞ぎ気、即ち生命力の放出を防いだ。玉でもって手厚く葬することも後漢時代でだいたい終わってしまう。
参照 : GK-006 、 GK-015 、 GK-069 、 GK-070 |
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