GK-132 帯飾玉壁
時代: 前漢時代 、サイズ:高さ 20cm
価格: \
和田玉で造られ穀粒渦文を飾っている。壁の上部の外部は、透彫の対向する二体の龍形と成す。壁は殷時代からあり、春秋時代末から細かい穀粒渦文を浮彫にすることが始まる。漢時代になると渦文のほか、絡み合った龍などを装飾につける。漢以後は行われなくなる。西周以来、封建君主が臣下に地位、任務を与えるときの下賜品。また臣下が上長に対する返礼。同等者同士の贈り物、神を祀るときの捧げ物に用いられ、天円地方の思想がおこると天のシンボルと考えられるようになる。漢代の墓においては棺内の死者の頭部にたてかけ、或いは胸の上にのせるなど、特別な象徴的意味を持つものとして扱われている。戦国時代に遡る玉器が漢代墓から出土する事も多く、玉器が宝器として珍重され、伝世されたことを示している。風化によって部分的に茶褐色に変化しており、色の対比を美しく見事な壁といえる。






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