時代: 漢時代 、サイズ:長さ 10,8cm |
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龍首で一匹のチ龍が上部に相向かう形で鈎面に彫刻されている。水銀ヒツといわれる白色部が湿潤により、本来より一層の黒色が広がり、白と黒の色の対比が見事に成された功色技法の玉。
もっぱら砥ぎによって造られた新石器時代以降、漢時代に至る時期の玉器は、金剛砂と定規のような形の研磨具で研ぎ切るという気の遠くなるような作業の結果で生み出されており、重厚で穏やかな質感を持つ。熟坑。
帯鈎は戦国時代に盛行し、華麗な装飾の品が多く、漢代になると実質的なものとなっている。始皇帝兵馬俑に見られる帯鈎もシンプルな造型である。
参照: GK-045 、 GK-002 |
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