CW-157 青白磁刻花蓮花文稜花盤
時代: 北宋時代(11世紀末期〜12世紀初期) 、サイズ:径 18.5cm×高さ 3.5cm
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景徳鎮窯。
中央は蓮花、その周りには中央に刻線を施した蓮弁が浮彫風に表され、裏面は幾分捻じ花状二重蓮弁文が淀みなく刻される二十二稜盤。水色を呈する釉溜り、釉色の濃淡が鮮やかで美しく、影青といわれる。澄み切った魅力が最大限発揮されている。11世紀後半の青白磁は一様に薄作りで造形焼成に乱れがなく、文様は細密、箆使いが手慣れた速さを見せ、文様に迫力と品位が感じられる。
MOA美術館の類品は重要美術品で知られるが、無稜花で裏面は模文様。
唐末五代頃から青磁や白磁を焼いていた昌江の南の昌南鎮が北宋に入って青白磁という特異な磁器を製作する様になって世界の注目を浴びることとなり、時に11世紀初頭、景徳年間であったことからその年号を取って窯名を景徳鎮と改めた。

参照 : CW-124
参照本 : 神品と呼ばれたやきもの 宋磁展







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