CW-074青白磁刻花蓮花文盤
時代: 北宋時代(11世紀末〜12世紀初)  、サイズ:径 23.5cm×高さ 4cm
価格: \
景徳鎮窯。
我国で前から世に知られるMOA美術館蔵(径20.4cm)重要美術品と同手で随分大きい。中央は横向きの蓮花、その周りには念じ花状の蓮弁が浮き彫り風に表される。釉色の濃淡も鮮やかで美しい。
見込み中心に蓮花の側面を刻し、それを中心に大胆に十一の蓮弁を配して刻し、動的なムードを示すのも気が利いている。日本流に言えば念じ蓮弁とも称すべきで、動的な瞬間の持続を意図するもので、その時代の工匠のすぐれた創意が見える。数有る窯の中でも最高級品を製作したことで知られる湖田窯の作品であり、宋代青白磁を代表する名作。口径に比して高台形が著しく小さく引締まった北宋代の形式。青味を含んだ白磁が青白磁であり、およそ北宋の西暦1000年頃に江西省の景徳鎮が作り出し、以後南宋・元時代には華南一帯の窯の基本の白磁となった。
近時景徳鎮窯郊外窖蔵にて対で出土。欧米に流れる寸前、我手できた喜びは大きい。







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