DK-770 鍍金臥鹿文銀鶏冠壺
底面を長方形とし、前後中央に鹿文を菱形の中に刻出しし、地は魚子とする。銀板鍍金で製作されている。 鶏冠壺は元の名を「馬盂」といい、契丹人が水・酒・ミルクを入れておくために用いた。北方民族は製作技法や文様などは唐代の金銀器に由来するもので、造形には契丹の民族的特徴が際立っている。中国国家博物館に同品が知られるが稀品。 参照:中国北方草原古代金銀器