DK-741 青銅虎符
背の左右には「興洛陽太守為虎符」が、片方側面には「洛陽左一」が象嵌される貴重資料。 地方軍団の太守は任官すると都へゆき、皇帝から虎符の左半分を受領して任地へ赴く。発兵を含む軍事上の命令は重大であるので偽命を防ぐため、命令の伝達者(または郡からの報告者)はかならず右半分(郡からは左半分)を携行し、相手の持つ符と合わない限りその命令を信じないシステムであった。 参照:DK-402