袖珍鏡などとも呼ばれる。今で言えばコンパクトに当たるような小型の鏡。 分厚い六花形の周縁をした素文の鏡に文様を打出した銀板に金メッキを施して嵌め込んでいる。中央の鈕と鳥や獣は背面から鎚で叩いて銀板を延ばして浮彫風に浮かび上がらせたもので、地には魚々子と呼ばれる小円をぎっしりと打って敷き詰めている。 参照 : DK-385