深く鋭い稜角を持つ五稜花の外縁と、同形の突状線と内区には突状線花を装飾する。中唐を過ぎると、中国における鏡の製作は次第に衰えを見せ始め、外縁の形態も凹凸のはっきりとした稜形のものは少なくなり、本鏡のような深い刳り込みでなく、抑揚の無い六花形・八花形が多くなってゆく。