豆は肉を盛る食器、新石器時代の良渚文化と龍山文化には陶製の豆が流行した。商と西周時代には青銅豆は非常に少なく、春秋中・晩期になると次第に増加し、しかも必ず蓋を伴なうようになった。 固く引締まった瑞鳥が鈕となり、左右に遊環付鬼面が付く。全体鍍金され、本来は美しく輝いていたと知れる稀品。鳥鈕は博山炉にはまま見られるが、豆の鈕としては珍しい。 参照 : DK-244