DK-264 青銅虎符
時代: 漢時代 、サイズ:高さ 3.5cm×横 11.5cm×厚み 4cm
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虎符は虎型をした死者往来のための割符。漢代には銅虎符と竹符の二種が有り、軍使には虎符が用いられた。軍の太守と朝廷の間に第1から第5まで5つの虎符を作り、太守は赴任に際して片身を持して行く。事が起こり、軍を発する必要が生じたときには朝廷に残されている片身の部分を持って軍使が郡へ向かい、太守は使者の符と自分の符を合わせて使者の真偽を確かめた。背稜に刻で表された文字は「国共北平」 「冗国」。
将軍に左符を渡し、皇帝は右符を手元に置いた。裏側には合わせて一体とする時の三角形の凸起が3ヶある。怪異な顔相をしている「符合」という言葉の由来もここから来ている。

50人以上の部隊の移動は割符が必要とされ、軍人の独断専行は不可能だつた。2000年余前の遺物を掌中愛玩できるのは、古美術蒐集家にのみ与えられた特権といえる。

参照:DK-402










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