剣首はち龍を陽刻した丹孤状の玉を片面の衛から刃の中央にかけ19cm余、二匹のち龍を彫り出した玉製板をそれぞれ銅製剣本部に嵌め込んでいる。 全体を厚い鍍金で被い、目を射る華麗な直刀両刃剣。片面には二行8文字篆書が刻され、衛は両面鬼面の陰刻模様。これ程の玉具剣は皇帝から下賜された儀杖用途の品であろうか。剣身と茎は一回で鋳造している。春秋時代、呉王夫差の剣は10字の銘文で知られる。 参照 : DK-072