孤型状となり柄頭は馬首が形造られ、2ヶ所の透環が設けられ吊り下げる用途を成す刀子。握部は滑り止め用に格子状刻みを入れている。刃は長年の使用研跡がみられる。この型式の刀子は殷墟を初め商代と考えられる遺跡から出土したり、モンゴルでも発見され分布の広さを窺わせる。中国的というより、北方系に属する型式。他に羊頭も知られる。 参照 : DK-089 、 DK-043 、 DK-126 、 DK-144