寸鏡といわれる小型鏡。鍍金された薄板上に、姿態の異なる四羽の鳥、間には3ヶの花と瑞雲、紐は伏せた海獣、空間は驚く程緻密な魚子文が装飾されている。 小型鏡は懐中鏡ともいわれ、貴族・女性の持ち物であり、絢爛豪華な盛唐時代の遺品といえる。 寸鏡は少なく、かっては市価も非常に高いものであった。 参照 : DK-054