漢印は57年に後漢の光武帝が日本の奴国王に与えた金印「漢委奴国王」が有名であり、奴国が後漢に外交使節を送ったとき、漢への臣従のしるしとして下賜されたものと知られる。 金属の種類(金・銀・銅)や鈕の動物によってランク分けされて下賜された。「漢委奴国王」印も蛇鈕であり、蛇鈕は雲南の填国にも下賜された「填王之印」金印が知られ、日本と雲南の填国が同レベルの国と漢から評価されていたことがわかり又、日本が南方の国であると誤解されていたといわれる。